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海外転職をする前に日本での社会人経験が必要な理由

海外転職で社会人経験が必要

日本での社会人経験が必要な理由は大きく2つあり、1つは海外の多くの国では就労VISAの発行条件として社会人経験を求めている国が多いからです。これが一番大きいですね。

もう1つは、日本での社会人経験があった方が何かと海外で働く上で役に立つからです。

前者は必須ですが、後者は別に必須というわけでもありません。

たまに新卒で海外就職している方を見かけますが、めずらしい事例だと思います。インドネシアだとあまり見かけません。もちろん、日本企業から駐在員として派遣されている新卒社員の方であれば見かけますけどね。

労働VISAどうなっているんですかね。私の場合は明確に日本での社会人経験5年以上を求められたので、何か別のルートであったり、取得方法があるんですかね。

詳しい話はVISAエージェントの方に聞いてもらった方が良いかもしれません。

話を元に戻しまして、海外転職をする前に日本での社会人経験が必要な理由についてお話していきたいと思います。

海外で転職する上で求められる社会人経験

外国人労働者を受け入れる理由

どこの国で働くのであっても、必ずその国で働くための許可を取る必要があります。そして、外国人労働者の受け入れはどの国も戦略的に行なっています。

インドネシアで言えば、「海外から優秀な人材を呼び込んで、彼らの知識やノウハウをインドネシア人労働者に共有すること」が、外国人労働者を受け入れる最大の目的となります。

よって、誰でも彼でも無条件で受け入れている国は基本的には少ないと言えます。

就労VISAの発行条件

自国にとって価値のある人材をどのように定義するか。例えばインドネシアであれば、

  • 職務に応じた学歴を持っていること。
  • 5年以上の職歴があること。
  • 専門的な知識や経験を持っていること。
  • インドネシア語が話せること。

みたいな内容です。分かりやすさを優先して、ものすごくざっくり書きました。正確には就労VISA取得代行業者に問い合わせた方が無難です。

尚、自分は上記3つに当てはまってましたが、最後のインドネシア語については全く話せませんでした。いまはある程度話せますが。自分に限らず、インドネシア語が話せる外国人はほぼいない気がします。なぜこの項目があるのか不明です。

私
ちなみに、一応インドネシア語検定はありますが、当然その時は未受験でした。面接なども特にありませんでした。考えれば考えるほど謎ですね。形式的なものであれば、削除すればいいのにと思います。

以上のように、インドネシアで働く上ではいずれにせよ社会人経験が必要なんですよね。就労VISAを取らずに出国と入国を繰り返してフリーランスの仕事をしている人がいるらしいですが、バレると最悪入国禁止になるので絶対おすすめしないです。

正しい手順を踏んで海外転職して、その国で堂々と働きましょう。

海外で働く上で便利な日本での社会人経験

上記までの話は、「海外転職する上で必須だから日本で数年働く必要がある」という話です。その話とは別に、日本での社会人経験があった方が便利だから働いた方がいいという話もあります。

日本で数年働いた方がビジネス基礎力がつきやすい、日本企業内における仕事の進め方を理解できる、新規の仕事を探す上での人脈を作れるなど、メリットはいろいろあります。

まずは若くしてインドネシアで働くことによって生じる以下のデメリットを読んで、日本で働くメリットを理解してもらえればと思います。

若くしてインドネシアで働くデメリット

日本流の仕事のイロハが学べない

学べないというと語弊があるのですが、日本人を相手にしたビジネスを将来的に考えているのであれば、日本流のビジネスコミュニケーションを知っておくのは損ではないと思います。

もちろん、将来もずっとインドネシア人と一緒に、インドネシア企業だけを相手にビジネスをしている分には不要だと思います。それは、この後のすべての話に共通して言えます。

例えば私のようにインドネシアで仕事をしていても、やはり日系企業からの方が仕事をもらいやすいです。会社が日本にあるかインドネシアにあるかに関わらず、日系企業からの依頼ですね。

依頼側の価値観やビジネススタイルを理解して、彼らに合わせることができるのは、自分自身のビジネスチャンスを拡げる上でとても大事だと思います。

私は日本で約10年近く仕事をしてきました。そのおかげで、インドネシアに進出している日系企業の担当者と仕事をしていると、その経験がいろいろと活きているのを日々感じられます。

・・・と書きつつも、実はこの経験は必ずしも日本で働かないと身に付かないわけではない、と最近は思います。「日本流の仕事のイロハ」と書くと何か特別な匂いがしますが、きちんと報連相をしたり、期日を守って納品したり、当たり前の礼節をわきまえたビジネスコミュニケーションが取れれば問題ないので。これらが日本で働かないと絶対身に付かないかと言われると、どういう上司のもとで仕事をするかだなと最近考えたりします。上司大事。

仕事のスピードが亀になる

大概のインドネシア人の仕事のスピードは本当に遅いです。でも、みんな遅いので、そのうち特に気にならなくなります。

みんなと言うのは、同僚も先輩も後輩も、そしてクライアントも。納期という言葉があって無いようなもの。日本のように、そもそもの納期が無理めに設定されているわけでもなく、余裕を持った納期が設定されているにもかかわらず、それらが守られることは皆無に等しいです。

納期が迫っていようが迫っていまいが、定時になったらみな帰ります。

残業を進んでやる人はいなく、オフィスに残っていても基本的にはYoutubeを見ているか、違法ダウンロードした映画を観ているか、おしゃべりしているかの三択です。

そういう環境で早くから仕事をすると、仕事のスタイルがのんびりインドネシア人風に染まってしまいます。その状態で日系企業の担当者と仕事をすると、先方にストレスを与えることになります。そういう人は案件をリピートしてもらえません。

繰り返しになりますが、何も日系企業とだけ仕事をしなくても構わないんです。あるいは、日系企業と仕事をしていても、日本流のビジネスコミュニケーションや進め方を無視して、マイペースで仕事をしている人もいます。あくまで私の個人的な体験と価値観をもとに書いています。

仕事のクオリティが雑になる

仕事のスピードが遅くても、仕事のクオリティが抜群に高ければ特に文句もないんですけどね。残念ながらクオリティもさして高いとは言えません。

マンションやモールのエレベーターも定期的に落ちるし、道路もデコボコだし、買ったモノもよく壊れるし、水道もおかしかったりするし。

「とりあえずまずは提出しておこう」的なノリの人が多いからだと思われます。これはチームで仕事をしているとかなりしんどいです。もう地道に教育して育てていくしかありません。

インドネシアは世界第4位の人口大国で、将来を有望視されている国の1つですが、正直期待されているほど経済が伸びないんじゃないかと思うのが、この仕事のスピードとクオリティに問題を感じるからだったりします。

全員がガムシャラに働いた高度経済成長期の日本とは明らかに違うと思います。

成長意欲が低くなる

私はWEBマーケティング業界で仕事をしていますが、日本はアメリカや中国から見ると周回遅れだとよく言われます。とは言っても、やはりそれぞれの分野には優秀なスペシャリストが多いと感じます。

そういった人たちはよくWEB上で記事を書いたり、本を出版したり、セミナーを開いたりしています。ところが、インドネシアでもそういったWEBのマーケターはいるものの、日本と比較すると少ないように思います。情報発信量が少ないので、彼らをなかなか見つけられません。

ブログやTwitterなどでの情報発信量もそうですね。やはりインドネシアよりも日本の方が量が多いです。インドネシアのWEBマーケターの人たちに「どこで情報収集をしているか?」と質問した際に、最新のWEBマーケティングの関連情報は英語ソースで手に入れることが多いと回答をもらうことが多かったです。

私
ここまで書いて何ですが、やはり優秀なインドネシア人は優秀ですよ。優秀な日本人WEBマーケターと比較しても遜色ない知識や経験を持ってます。

周りにそういった優秀なWEBマーケターが多いか少ないかは、自分自身の成長スピードや成長意欲に大きな影響を与えます。

時間がゆっくり流れる笑顔の国インドネシアで若い時から働くと、ぬるま湯にずっと浸かっているような感覚に陥ります。このぬるま湯でずっと過ごしていると、この環境でしか生きられなくなります。

以上を簡単にまとめると

若くしてインドネシアで働くデメリットは、

  • 日本流の仕事のイロハが学べない。
  • 仕事のスピードが亀になる。
  • 仕事のクオリティが雑になる。
  • 成長意欲が低くなる。

良いことないですね笑。補足すると、これらのデメリットを克服できるか否かは、いかに優秀な上司のもとで働けるかによります。インドネシアの企業で働こうが、日系企業で働こうが、どこで仕事をしてもやはり上司が自分に及ぼす影響は非常に大きいです。

新卒から日本企業で働くメリット

前述のデメリットが全てカバーされる

私が働いていたWEBやIT業界だと、本当にタスク量が多くて死にそうになりますが、こなしたタスクの分だけ成長できた気がします。

タスクの処理もそうですが、報連相の仕方、プロジェクトの進め方、納期の間に合わせ方、チームマネジメント、モチベーションコントロール、専門的な知識、クライアントとのビジネスコミュニケーション、営業の仕方などなど、本当に多くのことを経験できました。

でも、本当に全く休めなかったです笑。

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基礎鍛錬を積んでからインドネシアで働くと後が楽

上記のように一人のビジネスマンとして成長した後にインドネシアに来ることで、仕事をしていて困ることがほとんどなくなります。あるのはインドネシア特有の環境や条件で困るくらいです。

人間は厳しい環境から甘い環境に行くのは簡単ですが、逆はかなり辛いです。なので、多くの人が、体力と気力が十分にある若いうちに頑張って仕事をしておいた方が良いといいますが、私も個人的にはその意見に賛成です。

日本の知り合いを作っておくと後で仕事がつながる

あとは日本で数年しっかり働いていると、クライアント先にも知り合いができるし、同期・同僚・先輩・後輩を持つことができます。こういったつながりはけっこう貴重で、このつながりを活用してインドネシアで仕事も可能です。

発注側からしてみても、クラウドワークス等の顔が見えない誰かに仕事を依頼するより、すでにアウトプットクオリティが見える人に仕事を振った方が安心感があるので。

ただ、一生その仕事があるわけではないので、常に新規のクライアントを見つけることが必要になります。フリーランスになって思うのは、本当に営業力って大事だなということですかね。営業できないと案件が増えず、案件が増えないと生活ができなくなります。

海外転職はやはり有効な選択肢の1つ

何だかんだと書きましたが、日本の常識から解放され、働く以外の楽しみを拡大してくれたインドネシアでの生活には感謝しかありません。もしかしたら、日本で働いていても同じような経験はできたかもしれませんが、残念ながら自分にはその道は見えませんでした。道の歩み方は人それぞれなので、1つの参考事例程度に読んでもらえれば嬉しいです。

ABOUT ME
インドネシアの複業家
インドネシアの複業家
日本で10年、インドネシアでは2年、WEBマーケターとして働き、現在はPT.MDKの取締役としてジャカルタで仕事をしています。また、海外からフルリモートワークという形で、日本企業のWEBメディアの運営サポートや、リスティング広告の運用なども行い、複業しながら海外で仕事を楽しんでいます。奥さんはインドネシア人で、私もイスラム教に改宗。お気軽にご連絡下さい。
企業様・自治体様向け
訪日インドネシア人向けインバウンドマーケティング
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