前職での自分の仕事が口コミで採用担当に伝わる時代

  1. 転職

リファレンスチェックという言葉を聞いたことはありますか?外資の採用だと割と一般的です。

「リファレンスチェック」とは、採用する企業が求職者の前職の同僚や上司に対して、求職者の経歴や人柄を確認する手法です。

「外資の採用だと割と一般的です」とサラリと書きましたが、バリバリの外資系企業には人生で一度も勤めたことがありません笑。なので、今回知人からこの言葉を初めて聞いてちょっと新鮮だったので記事にしてみました。

端的に言うと、人事部が候補者の前職にアプローチして、「ぶっちゃけこの人どうでした?」って聞くって。。。口コミマーケティングとか、口コミ採用とかありますけど、これからの世の中の仕事は何でもかんでも口コミになっていくんですね。きつい。

何でもかんでも筒抜けの時代になってくると。真面目に仕事をしろということですね。ただ、円満退職する人の方が数が少ない印象なのと、退職した人間のことはネガティブに語られる傾向にあるので、ちょっと不利な気はしますよね。

退職する際に本当の人格が出る

経営者とか人事部長クラスの方が、メディアやSNSとかで発言するテンプレ表現があります。

「人間というのは、辞める時にその人の性格/人格が出る。突然やる気がなくなって仕事が適当になったり、遅刻や休みが多くなったり、そもそも辞めるタイミングも自分100%都合であったりなど。」

そこから、「縁や人間関係はどこまでも続いていくんだから、適当な辞め方をするのではなく、在籍する人から感謝されるような辞め方をしなさい」と。こうなるわけです。

仰りたいことはよく分かります。私も退職していく同僚を見て、「退職する人の辞め方って個性が出るよなー」とぼんやり考えたこともあるので。タスクやお客様とのコミュニケーションがぐちゃぐちゃのまま退職する人もいれば、綺麗に自分の仕事を整理整頓して退職していく人もいます。

当然ながら前者の同僚に対してはネガティブな印象、後者のしっかりした同僚に対してはポジティブな印象が残ります。

100人いれば、100通りの辞め方がありますよね。まぁ、人間なんで。

それでも世の中に「100対0」はない

そうなんです。割と上記の発言をする人は、この100対0の法則に気付いていない気がします。

上記のアドバイスが企業の経営側の視点であるとすれば、当然退職していく従業員側の視点もあるわけです。その視点で語るなら、「退職する際に企業の人格が出る」と思っています。

Twitterや各種メディアでも記事があふれていますが、会社を辞めるということを上司に伝えた途端に嫌がらせを受けたり、退職の処理が遅々として進まなかったりなど。あるいは、社長が従業員を一堂に集めて、「いかにこの社員が駄目社員で、みんなはこうなるなよ」みたいな演説を続けるケースなど。

そういう企業もあれば、社長が自ら退職する社員と個別に面談して、「何が不満だったのか、ぶっちゃけベースで教えてほしい」と真摯に耳を傾けて改善に活かす企業もあります。あるいは、上司が激励して背中を押してくれたり。

経営者や人事部長は「退職者の人格」にだけフォーカスして、「辞める時は人格出るから気をつけな」と言いますが、その台詞はそっくりそのまま企業にも当てはまりますよと。ブーメランのように返ってくるわけですよ。本当に。

口コミのインパクト

転職市場においては、そういった企業のネガティブな人格は「口コミサイト」に非常に大きな影響を与えます。有名なところで言えば、「転職会議」とかですかね。世間一般的に「この企業はブラック」と認識されているような企業は、大体こういった口コミサイトを見るとボロクソに書かれています。

「口コミサイトは辞めた人間や活躍できてない人間が愚痴を吐いているだけで、企業の実態をきちんと表していない。」

と仰る経営者の方もいるんですが、この手のサイトに書かれている内容が全てネガティブな内容かと言えば、そうでもないんですよね。

例えばGoogleとかリクルートとか三菱商事とか、世間一般的にエクセレントカンパニーと呼ばれている企業の口コミは総じてポジティブな内容が多いです。書き込みを読んでいても、その会社に愛情や愛着があるのがよく伝わってきます。

つまり、まともなしっかりした企業であれば、それなりの評価を社員から受けます。逆もまた然り。駄目なところはとことんボロクソに言われてしまうわけです。

人格は人にだけ宿るのではなく、企業にも宿ります。

リファレンスチェックで過去がつきまとう

今までは割と口コミは企業評価にだけ使われていたという認識なんですが、このリファレンスチェックはそれを個人に当てはめて評価に使うようです。

なので、今後は企業だけでなく個人も口コミが重要になり、それが原因で転職活動が成功もすれば、失敗に終わることもあるんだなと実感した次第です。

過去の関係性がずっと自分を縛り続けるわけですね。

こうやって前職や前々職の同僚や上司に対してのヒアリング情報と、FacebookやTwitterで個人的に発信している情報とを足し合わせると、大体その人の全ビジネス人格が網羅される気がします。

個人情報の問題があるので、こういった情報をデータベースに蓄積して云々という話にはならないと思いますが、それでも1企業(人事部)が1候補者のリファレンスを現実的に集めている事実を知ると、「きっつー」って素直に思いますね。

ただ、逆に言えば、良い成果を出し続けて、人から信頼される仕事を積み重ねていけばこれほど強力な武器はないわけです。

仕事も口コミ

結局は自分が歩んできた人生ですからね。きっつい、きっつい言っててもしょうがない。改めて襟を正して品行方正な中年としてこれから「も」頑張っていくしかないわけです。

そんな中年から青年への仕事に関するアドバイスとしては、自分の過去がどこにどうやってつながっていくか今後は分からないから、今を大切にして真面目に仕事に取り組みましょうということですかね。一般論的すぎて申し訳ないですが。

そうやって積み上げた自分の評価や評判は、仕事にも活きてきます。一緒にビジネスをしたパートナーやお客様は割と自分のことを覚えてくれたりして、新しい仕事を紹介してくれます。

そうやって日々一生懸命頑張っていても、退職する時というのはいろいろと心理的に辛いことが重なる人が少なくないので、辞め際は特に気を付けましょう。自分自身のために。

日本で10年、インドネシアでは2年、WEBマーケターとして働き、現在はPT.MDKの取締役としてジャカルタで仕事をしています。また、海外からフルリモートワークという形で、日本企業のWEBメディアの運営サポートや、リスティング広告の運用なども行い、複業しながら海外で仕事を楽しんでいます。奥さんはインドネシア人で、私もイスラム教に改宗。

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