アクセス解析初心者におすすめするGoogle Analyticsとの付き合い方

仕事をしているとよくお客さんやパートナーさんから、「Google Analyticsが便利なのは知ってますが、実際に画面を見てみると項目が多岐に渡り、正直どうやって分析したらよいかよく分からないんですよね」というご相談をいただきます。

確かに、自分が初めてGoogle Analyticsをさわった時のことを思い返すと、ページビューとかセッションとか何かいろいろ分かるけど、自分の業務にどう活かせばいいんだろう、と悩みながら四苦八苦していた日々を思い出します。

この記事の想定読者

  • Google Analyticsは月に2〜3回ログインして見るかどうかである。
  • ログインしても見る項目は限られている。例えば、PV数・セッション数・コンバージョン数など。
  • それ以外の項目を見てもよく分からず、すぐに画面を閉じてしまう。
  • まずは自分がざっくり理解できればOKである。

といった人を対象に、「最初からあれこれ分析しようとすると混乱するので、とりあえずここだけ見ておきましょう」という気持ちで書きました。

初心者がGoogle Analyticsを使って混乱する理由

Google Analyticsの項目

ひとえに項目が多すぎることだと思うんですよね。どこからどう手を付けて理解を進めていけば良いか分からない。なので、とりあえずポチポチと項目をクリックしながらデータを眺めて、

  • ユーザーの60%は男性で、女性は40%か。なるほど。
  • チャネル別で見ると、SNSからの流入はほとんどないな。なるほど。
  • 平均ページ滞在時間は1分25秒か。なるほど。
  • 東京からサイトを見ている人が一番多いのか。なるほど。
  • 最も多く流入しているのはトップページか。なるほど。
  • リピートユーザーは20%か。なるほど。
  • 意外とスマホはAndoroidからの流入が多いな。なるほど。

たくさんの「なるほど」が生まれるわけですが、それをどういう優先度で、どう処理していったらよいか分からないわけですよね。

初心者がGoogle Analyticsを見る上で重要な視点

初心者がGoogle Analyticsを見る上で重要な視点

Google Analyticsにログインすると、左サイドのエリアに複数の項目が並んでいますが、これを図示すると下記のようになります。

  • どんなユーザーが
  • どこから継続的に流入してきて
  • どういう行動を経てコンバージョンしているか(していないか)

だけです。この「ユーザー」「集客」「行動」「コンバージョン」が大項目としてAnalyticsの左メニューに配置されているわけです。

Google Analyticsはこの情報を把握するためのツールなわけですが、Google Analytics初心者におすすめしているのは、下記図のようにバッサリと図をカットしてしまうことです。

初心者がGoogle Analyticsを見る上で重要な視点2

ユーザーがどこから流入しているのかだけを見て考えましょうと。そして、その流入数の増減に伴って、コンバージョン数は全体として増えているのか、それとも減っているのかだけを追っていきます(細かくは見ない)。

ここだけに絞ってGoogle Analyticsを見るだけで、だいぶ思考がクリアになります。それ以外の項目はGoogle Analyticsに徐々に慣れた後で構いません。

実際にGoogle Analyticsの画面を見る前に

因果関係は、原因が先にあって、その後に結果が続きます。

因果関係

Google Analytics初心者の方は、ここを強く意識してほしいです。明確な意図をもって強化しているポイント以外の流入数を見ても、Analytics初心者の理解にはあまり役に立ちません。

何かしらのアクション(仮説)を打っていることを前提に、Google Analyticsを見に行きましょう。

何かしらのアクション(仮説)とは、

  • SEOを強化した(内部、外部、コンテンツ)。
  • デジタルの広告を強化した(リスティングなど)。
  • SNSの運用を強化した。
  • 広報を強化した

などなど。

そうやって何かしらのアクションを打ったので、その影響による流入数の増減を確認しにいくという使い方をします。

Google Analyticsを見れば何か新しいアイデアが見つかるという発想を捨てて、今やっているアクションの成否を確かめるためだけにGoogle Analyticsを使うという発想です。

よって、Google Analyticsを見る前にすべきこととして、自社のWEBマーケティング戦略を改めてきちんと理解することが大事です。各部署や担当と連携しながら、細かくアクション内容を記録していきます。

そうやって把握したアクションの結果が、実際にどうなったかを確認するツールとして、Google Analyticsを活用します(何度もくどいですが)。

想定通りに流入数が伸びないときにどうするか

そんなときは、Google Analyticsで原因を探すよりも、それ以外のツールで探しましょう。

例えば、

  • Twitterの運用を強化してるのにTwitterからの流入数が増えない。

 →エンゲージ率の高い投稿の傾向を見つける。

 →フォロワーにとって参考になりそうな情報を増やす。

  • SEOを強化してるのにOrganic Searchからの流入数が増えない。

 →GRCなどのツールでキーワードの順位を追う。

 →文章の構成やライティングの質を見直す。

Google Analyticsの初心者のうちは、Google Analytics内で解決策を考えないということです。

ちょっとシンプルすぎる図ですが、

GAの仮説検証

このようにGoogle Analyticsは仮説を検証するためだけに利用した方が良いと思ってます。

まとめ

冒頭で書いたようなGoogle Analytics初心者の方は、とにかく流入数の増減に絞って項目を見ていきましょう。その上で、項目を見る際は何かしらのアクションを行った状態で、その成否を確認するためにAnalyticsにログインします。

そうやって見るべき項目と見方を限定しながらGoogle Analyticsと付き合っていくことで、次第に他の項目や見方もできるようになります。

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