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好きなことを仕事にして生きるのが難しい理由

好きなことを仕事にして生きるのが難しい理由

好きなことを仕事にできたらどんなに楽しいかという言葉をよく聞きます。まぁ、それはそうですよね、嫌いなことを仕事にするより、好きなことを仕事にした方が絶対的に幸せです。

ただ、会社員としてすでに働いている人はその難しさが分かると思いますし、実はフリーランスになってもその難しさは続きます。

結局、どんな仕事のスタイルであっても、好きを仕事にするというのは難しいという話です。

難しいは難しいんですけど、それでもうまくフリーランスになって自分自身の生活をコントロールできるようになると、比較的好きを仕事にできるようになります。私はいまインドネシアのジャカルタでそういう状態で働いていますが、控えめに言って幸せな人生になっています。

そうなるためにはちょっとコツが必要なので、自分がフリーランスになった時の話を含めて、好きを仕事にする難しさと対策についてまとめてみました。

そもそも好きなことを仕事にするとは

イメージとして一番近いのは、個人の趣味がそのままお金になるような仕事でしょうか。ゲームが大好きで大好きで、ゲームをやるだけでお金が入ってくる。本を読むのが好きで、本を読んでいるだけでお金が入ってくる。

プロゲーマーがいたり、書評を小銭に換えられるサービスがあるので、好きなことをやり続けることでお金を稼ぐにはさほど難しくないかもしれません。

上記以外にも、旅が好き、ガジェットが好き、ラーメンが好きなどなど、「何かが好き」であればそれをブログに書いて、Google AdSenseやアフィリエイトでお金を稼いで暮らしていくこともできそうです。

こうしたプロブロガーは現在書き手が増えすぎて、なかなかこれだけで十分なお金が稼げている人は少なくなってきています。それでも新規参入が絶えないのは、好きなことだけやって、それをブログに書けば仕事になるという魅力があるからでしょう。

好きなことを仕事にするメリット

最も大きいメリットは、好きなことを仕事にすることでモチベーションを高く保てる点だと思います。会社員の多くは「自分がやりたい仕事」ではなく、「会社としてやってほしい仕事」をしています。

それがピタリとハマれば、仕事が好きになりますが、そうでなければ仕事は仕事という割り切りが必要になります。

私自身10年ほど会社員をやっていましたが、その間で仕事が好きだった時期もあれば、嫌いになった時期もあります。それは仕事内容が上司に左右されながら好きと嫌いの振り子が揺れていた感じに似ています。

日本で働いていた時は死ぬほど仕事をしていました
日本で働いた10年分の仕事を要約してみたインドネシアに来るまでは、日本で同じ会社で10年近く働いていました(転籍期間含む)。10年も働くと良い思い出も、悪い思い出も全て含めて、自分の人生の強烈な一部になっています。いろいろと振り返るとほっこり懐かしい気持ちにもなれば、ものすごい不快な気持ちになることもあります。気持ちが振れる。今日は自分のそんな感情をちょっと整理してみました。...

ここにも書きましたが、

私
この上司はマジで無理。本当にムリ。仕事を一緒にできなすぎる。

と悩んだこともあります。

ただ、当然ながら仕事を好きだった時の熱意や集中度合いは非常に高く、モチベーションを保って仕事をし続けることができました。「好きを仕事にする」と、こうした大きなメリットがあります。

好きなことを仕事にするデメリット

「趣味を仕事にするべきではない」という仕事における一般的なアドバイスがあります。これは、趣味は趣味として適度にやるから好きでいられるのであって、それを仕事にした瞬間に嫌いになってしまう人が増えることに起因しています。

仕事にしたことで、好きなことが嫌いになってしまう瞬間はいろいろとあると思いますが、

  • それまで自由にやっていたのに、急に指示命令のもとでやるのが窮屈に感じるようになった。
  • 好きの価値判断が自分の手から離れて、常に人の評価対象になるのが辛くなった。
  • お金が絡んだ瞬間に好きでやっていたものが、(お金を稼ぎづらいという意味で)急に色あせて見えるようになった。
  • 他人と比較したことが無かったのに、仕事になった瞬間に上司や同僚から自分の「好き」を勝手に判断され、評価されるのがしんどくなった。
こんなはずじゃなかった。。。

いろいろと理由はありますが、「好きを仕事にする」と嫌いになってしまう人が多いのも事実です。

以上を簡単にまとめると

好きなことを仕事にするメリットとデメリットを見てきたわけですが、経験則的にやはり好きなことを仕事にするのは難しいと思います。それは、会社員だけではなく、自由な働き方ができるはずのフリーランスであってもです。私自身、会社員から海外フリーランスになったわけですが、その難しさは日々痛感しています。

会社員が好きを仕事にするのは難しい理由

自分の給与は会社から支払われているから

会社員は会社のミッションを実現するために雇われています。個々人のやりたいことや自己実現よりも先に、チームや事業部として達成すべき目標があり、その達成こそが最優先事項になります。

お前のために会社があるんじゃねぇ!会社のためにお前がいるんだ!!

というやつですね。

事業部としての目標は、各チームごとに分解され、それぞれの目標を達成するための行動目標が決められていきます。この行動目標を達成させるための管理機能がマネジメントであり、上司から部下に厳しい叱責が日々飛ぶわけですね。

私
いや、僕は自分が好きなことがやりたいんです!この仕事は好きじゃないのでやりたくありません。

は通用せず、だったら他の会社で頑張るか、あるいは起業してねと言われてしまいます。

当たり前といえば当たり前ですよね。なんせ、自分が日々生活していくための給与は会社から支払われているので。

会社には会社都合の人事異動がある

万が一好きに近い仕事に就けても、それが一生続くとは限りません。会社には会社都合の人事異動があるからです。全国に支店があるような大きな会社であれば、3〜5年で本社や支店を行き来します。海外支社でも同様ですね。

社員数が数百名、数千名の規模の大きな会社に限らず、中小ベンチャー企業でも人事異動はあります。小さい会社であれば当然支店異動はありませんが、小さい会社であるからこそ日々いろいろな事業が生まれたり、消えたりしていきます。

そういったサービスや事業の変化により、自分が好きになれそうな仕事から、どう頑張っても好きになれない仕事まで幅広く経験することがあります。

「難しい=不可能」ではない

好きを仕事にするのは難しいですが、それは決して不可能という意味ではないです。世の中には副業・複業(パラレルワーク)で、「自分の好き」を選択しながら仕事を楽しんでいる人もいるので。

副業はどうしてもお金を稼ぐためにしぶしぶやるイメージがありますが、複業(パラレルワーク)の方は好きを仕事にしているイメージが強いです。

複業自体は何も2つ以上の会社に所属するだけではありません。1つは会社に勤めて、もう1つはNGOやボランディア団体で仕事をしている人もいます。複業の形は自由だからこそ、より好きを仕事にできる可能性が高いのだと言えます。

以上を簡単にまとめると

会社員が好きを仕事にするのは難しい理由は、

  • 自分の給与は会社から支払われているから。
  • 会社には会社都合の人事異動があるから。

ですね。ただし、「難しい=不可能」ではないですよと。世の中には副業・複業(パラレルワーク)で、「自分の好き」を選択しながら仕事を楽しんでいる人もいますよと。

フリーランスが好きを仕事にするのが難しい理由

会社員がダメならフリーランスという道もある

ただ、それでもやはり、会社員よりはフリーランスの方が「好きを仕事」にしやすいと思います。

フリーランスはとても良い意味で自由です。好きな時間に起きて、好きな時間で仕事を始めて(終えて)、曜日も祝日も関係ないので。上司もいなければ、部下も同僚もおらず、基本的には自分1人で仕事を進めていきます。

フリーランスのメリットとデメリット
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当然ながら、そのフリーランスの自由さは、すべてが自己責任で成り立っているという厳しい側面もあるのですが(給与は天から降ってこず、自分でお客さんを開拓しないといけない)。

そういう厳しさはあるものの、時間と仕事相手を自由に選べるフリーランスだからこそ、好きを仕事にできる確率が会社員よりも高くなります。

好きなことをお金に換える必要がある

会社員よりも確率が高くなるとは言え、フリーランスが好きを仕事にする難しさは依然としてあります。それは、「好き」を「お金」に換えることです。

会社員と違って、自分が提供するすべてのサービスや製品に値付けをして、それをお客さんに買ってもらわないといけません。

このお金に換えるというクリエイティブな仕事が非常に難度が高い仕事だったりします。特に、フリーランスになりたての頃は実績もないので、とかく自分を安く売りがちです。

好きなことを仕事にできるなら収入は安くても構わない。

という方もいると思います。

ただ、安かろう悪かろうとはよく言ったもので、価値に対してできるだけ安く買い叩いてやろうと考えているお客さんとの仕事は、コミュニケーションの面で疲れることが多い傾向にあります。これは自分の経験談だけではなく、周りのフリーランスの友人の話を聞いても概ね合っている話です。

よって、自分が提供できる価値に適正な値段を付けて、それを必要としてくれるお客さんを探して、交渉しながら仕事にしていくことが必要なわけです。

しかし、それがやってみると分かるのですが、なかなか難しいんですよね。

私
特にやっぱり営業がきついす。

継続してお客さんに満足してもらう必要がある

運良く好きをお金に換えられたとしても(=お客さんが自分のサービスを購入してくれたとしても)、継続してそれをお客さんに購入し続けてもらわないといけません。

会社対会社と違い、会社対個人(フリーランス)においては、仮にサービスに不満があれば、翌月以降は契約を打ち切るというケースが多いです。わざわざ不満点や改善点を指摘したりすることも稀です。

●●君、納期は納期だよ。1日でも遅れるのであれば、「遅れる」ということが分かった時点で報連相すべきだよね?

などと丁寧に教えてくれることはありません。

よほど代え難いスキルの持ち主でない限りは、お客さんから見たフリーランスは外部リソースの1つであり、常に代替されうる可能性があるリソースなので。

以上を簡単にまとめると

フリーランスが好きを仕事にするのが難しい理由は、

  • 好きなことをお金に換える必要がある。
  • 継続してお客さんに満足してもらう必要がある。

ということですね。お客さんとフリーランスとの力関係の都合上、自分の好きを多少曲げてでもお客さんの要望に合わせるのはよくある話です。やっぱり、フリーランスも生活をしていかないといけないので、自分の収入に余裕があるか否かは非常に重要だったりしますね。

フリーランスになるためのおすすめのステップ

副業をしてお金を稼げる実感を得る

まずはいきなりフリーランスになるのではなく、副業してお金を稼げそうか感触を探りましょう。いきなりフリーランスになったはいいけど、なかなかお客さんを獲得できず、無収入のまま日々が過ぎていくのはやはり恐ろしいので。

有り余る貯金がある人であれば話は別ですが、大概の人はそんな余裕はないはずです。

だからこそ、会社員として安定的な給与をもらっている間に、副業して自分が会社を辞めてもやっていけそうかを知るのは非常に重要なことです。ここに確信が持てないうちは、個人的にはフリーランスにならない方がいいと思ってます。

もうサラリーマンは嫌だ!上司とも話したくないし、新規の営業なんてやってられない!!

と言った感じで、たまに勢いで退職してフリーランスになる人を見かけますが、よほど会社がブラックすぎて生命の危機に脅かされていない限りは、ノリと勢いで退職すると、後で自分自身を追い詰めることになります。

会社員からフリーランスになる際の目標収入を決める

上記の話の続きですが、まずは副業をして収入を得ましょうと。そして、実際に副業で収入を得られるようになったら、次に大切なのは目標収入を決めることです。

これは、自分が最低限の生活をしていく上で必要な金額と置き換えることができます。家賃、光熱費、携帯、インターネット、食費、交際費、趣味などなど。諸々を書き出してちゃんと計算する必要があります。

ここで計算した最低限必要な金額を副業で稼げるようになるまでは、フリーランスになることはおすすめしません。

もし1日でも早くフリーランスになりたければ、上記の食費や交際費などをできる限り削って、ちゃんと生活できる前提で最低限の必要金額を考えることですかね。特に強力な打ち手は、実家に住むという手だと思います。

家賃や光熱費や食費もろもろが、一気に考えなくてよくなります。実家に戻れる人であれば、例えば両親には「1年間でフリーランスとして独立する」と約束して、集中してお客さんを開拓したり、スキルアップをするのはとても有効です。

海外で生活コストを下げる

全員が全員実家に戻って生活コストを下げられるわけではないので、例えば海外(特にアジア)に移住して、生活コストを下げるという手もあります。例えば、インドネシアとかですね。

インドネシアと言ってもジャカルタだとそれなりに物価が高かったりします。なので、もうすこし地方だと物価も安くて暮らしやすくなります。その分、日本人を募集している求人案件も減るのでバランスの問題はありますが。

ただ、ジャカルタの物価が高いと言っても、優雅なタワーマンションではなく、コス(日本のアパートみたいなもの)に住んだり、日本食ではなくローカルフードを食べたり、娯楽(ゴルフ、飲み会など)を削れば、月収15万円でも暮らしていけます。月収30万円あれば貯金もできます。

週末はゴルフだ!ワハハハハ。

という人は厳しいですね。

安定した生活の上で挑める「好きなことを仕事にする」

そういう流れで安定性を確保することで、ようやくフリーランスになり、好きな仕事に集中できることになります。

安定的な収入がある一番の強みは、「仕事を選べること」です。

言い換えると、やりたくない仕事はやらないでいいということですね。相性が悪そうなお客さん、コミュニケーションが合わないお客さん、報酬金額が合わないお客さんなどなど。

あるいは、自分が好きでもなんでもない仕事など。生活費を稼ぐための仕事や作業を一切やらなくてよいのは大きいです。そういう状態になってはじめて、好きを仕事にできるので。

以上を簡単にまとめると

フリーランスになるためのおすすめのステップは、

  • 副業をしてお金を稼げる実感を得る。
  • 会社員からフリーランスになる際の目標収入を決める。
  • (例えば)海外で生活コストを下げる
  • 安定した生活の上で挑める「好きなことを仕事にする」

ということですね。何度も言いますが、会社がしんどいのは分かります、自分もかなり苦労したので。

それでもいきなり会社員を辞めると、想像以上に苦労する可能性があります。苦しい生活にならないようにするために、安定した会社員のうちからコツコツ準備をしましょう。

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好きなことを仕事にし続けるには努力が必要

フリーランスとして働いている不安の1つは、いつまでこの状態が続くのかという点です。リスクをヘッジするために、私は収入先を複数に分散させていますが、それでも同じタイミングで複数のお客さんから仕事の契約が終わる可能性も0ではないです。

そういった不安は常に抱えているのですが、それに対する答えとしては努力をし続けるしかないと思ってます。自分自身のスキルを常に最新のスキルにアップデートし、新規の顧客開拓をし続けるなど。

唯一その努力だけが、日々の不安を少しだけ和らげてくれます。

フリーランスになった人は、単純にスタート地点に立っただけだと理解してください。フリーランスとして安定的な生活を手に入れ続けることが、日々のミッションです。そして、それを達成し続けると、本当に自由で幸せな毎日が待っています。

それがフリーランスとして生きる醍醐味かなと。

ABOUT ME
インドネシアの複業家
インドネシアの複業家
日本で10年、インドネシアでは2年、WEBマーケターとして働き、現在はPT.MDKの取締役としてジャカルタで仕事をしています。また、海外からフルリモートワークという形で、日本企業のWEBメディアの運営サポートや、リスティング広告の運用なども行い、複業しながら海外で仕事を楽しんでいます。奥さんはインドネシア人で、私もイスラム教に改宗。お気軽にご連絡下さい。
企業様・自治体様向け
訪日インドネシア人向けインバウンドマーケティング
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